生徒の声


3年生
N.Tくん
 僕は勉強が嫌いで、高校に進学しないつもりでした。受験までの間、先生や家族に相談し、ぎりぎりまで考えた結果、定時制高校への受験を選びました。定時制で学びながら、きちんとした仕事につき、病気で入退院を繰り返す母の支えになりたいと思うようになったからです。また、父が仕事の関係で家にいることが少ないため、僕が病院につきそうことも多かったからです。定時制高校なら勉強とアルバイトができるので受験を決意しました。そして何とか丸岡高校城東分校に合格し、一つ希望がかないました。
 高校でも友達をつくりたいと思っていましたが、僕は人づきあいが苦手でまわりにとけこめるかどうか不安でした。先生や家族からも「自分が変われば、周りも変わってくれる」と教えられ、僕も頑張って周りに入っていこうと思いました。今は仲の良い友達もたくさんでき、思っていた以上に毎日楽しく学校生活を送ることができています。
 アルバイトにもつくことができました。最初は僕に接客の仕事ができるのかとすごく不安でした。しかし、アルバイト先の先輩が僕を見ていてくれ、励ましてくれました。今はその先輩を目標に頑張っています。今、僕はアルバイトを続けながら、城東分校をきちんと卒業するために頑張っています。


卒業生の声


卒業生
Oさん
 丸岡高校城東分校に入学した時、私は「期待」や「喜び」などではなく、「不安」と「心配」で胸がいっぱいになっていました。もともと私は引っ込み思案で、人と話をするのがとても苦手でした。入学式の時、初めて会う人ばかりでとても不安でした。しかし、一か月が過ぎた頃には、クラスになじむことができ、不安は消えました。また、勉強のことも不安でした。中学生のある時期から勉強から離れていたからです。毎日教室で勉強することに耐えられるのかということが心配でした。でも、定時制高校は授業時間が他の高校よりもずっと短くて、授業が半日しかなく、それが私に合っていたためか、その心配も徐々になくなりました。
 現在、私は石川で一人暮らしをしながら、大学で福祉を学んでいます。 授業内容を理解したり、課題をこなすことは大変で、毎日忙しい日々を送っています。ですが、大学ではたくさんの友人もでき、ボランティアの「楽しさ」も感じることができるようになり、とても充実した生活です。
 中学生の頃、勉強をリタイアした私が、こうして大学に通うことができるのは、この丸岡高校城東分校で過ごし様々な面で成長できたおかげだと思っています。これからも丸岡高校城東分校での経験を胸に頑張っていきたいと思います。


保護者の声


保護者
Tさん
 娘を城東分校に入学させた時、高校4年間も続けて登校できるのか、親ながら心配していました。
 しかし、少人数授業で学びやすく、アットホームな雰囲気のなか、みんな仲がよく、先生方も親切でした。高校ですが基礎と基本を着実に教えていただきたおかげで、見事に卒業を勝ち取り、正社員として就職できました。
 城東分校の卒業生の多くは就職しますが、なかには大学・専門学校へ進学するために勉強し、3年で卒業して進学する人もいました。
 中学校の時にうまくいかなかった娘でしたが、高校入学で周囲の環境が好転したことと、相談・サポート体制が充実していたおかげで、無事に娘を社会人にすることができました。卒業も丸岡高校卒業となるので良かったと思っています。